バスアクセス案内

那覇空港から名護方面に向かうバス路線は120番です。この路線は那覇中心部を通るルートの違いにより、経由が二種類あり、牧志経由、久茂地経由に分かれています。牧志経由とは国際通りを通るルート、久茂地経由は国道58号線を通るルートです。
　二つのルートの違いは、一方は、道幅が狭い上に大勢の観光客でごった返し、交通渋滞に巻き込まれる事必至の難コース。他方は、だだっ広い国道58号線を国際通りよりは幾らかスムーズに通過するコースです。注意すべきは、そこには平日と、土曜及び祝日、日曜日の三種のタイムスケジュールが堂々と別々に存在する、という事。実際の運行時間情報はネットですぐ得られますが、平日のバスレーンや日曜日のトランジットマイル（歩行者天国）の存在など、外来者にとっては組み合わせが難しい要因を含んでいるので、逆の見方をすれば、じっくりと時刻表を読み砕く楽しみもあります。
　
　空港～仲泊間は凡そ100分。空港～名護間の路線全行程の三分の二ほどに位置する仲泊バス停で降りて、「コテージ仲泊」までは徒歩５分程です。

120番のバスは、空港から仲泊を通って沖縄北部の中心都市である名護に向かいます。その120番と北上ルートは同じですが出発場所が異なり、那覇市泉崎にある交通の要所である那覇バスターミナル始発のバスが20番です。
　
　沖縄には昔、軽便鉄道という可愛らしい鉄路がありました。線路は、那覇から東の与那原へ、南の糸満へ、中部の嘉手納へと三系統が伸びており、県民の大切な足でした。それらは沖縄戦で全壊し、戦後はアメリカ軍から払い下げられた軍用トラックを転用して始まったバス交通がその役目を担います。今の那覇バスターミナルの位置は昔の軽便鉄道那覇駅があった場所です。120番も20番も同じく那覇バスターミナルを経由又は出発するので、20番の運航路線に那覇バスターミナル～空港間のエクステを加えたものが120番と考えても良いでしょう。

国際通りから仲泊までバスに乗る為には、沖縄独特のバス停事情を知っておく事が必要です。本土では一般的に近距離も遠距離路線も、途中のバス停は一か所共通であるのが普通。沖縄では、しばしば市内線､市外線それぞれが少し離れた場所に位置します。時には100メートルずれたり、角を曲がって通りの名前が変わった所にあったりします。国際通りで市外線である120番、20番が停まるのは、県庁北口、ホテルコレクティブ前、牧志、です。（市外線の安里バス停は国際通りから泊向け崇元寺通りに左折して20メートルほどの所にあります）

　国際通りとゆいレールがクロスする牧志駅近くから乗車する場合は、牧志バス停から乗る。那覇バスターミナル始発でコースが同じ20番もご利用になれます。（駅至近に見えても大きなシーサー側にあるバス停は120番、20番が停まらない「安里」バス停なので要注意）（但し、空港向けには向かいの「安里」バス停から乗車可。👈実に難解！）

120番バスを仲泊バス停で降り、バスの名護向け進行方向に歩道を３分ほど歩く。左手に仲泊売店、通りを挟んだ右手に仲泊郵便局を見ながら進み、カーブカーブミラーがある大きな車庫の角から浜に至る筋道に入ると１分で「コテージ仲泊」です。